いつまでも心のガールフレンド!!おニャン子クラブーその活躍を100枚のレコードジャケットを原寸復刻し、詳細な解説によって振り返るファン待望の書!!
おニャン子クラブ&ソロデビュー・レコジャケOTAKARAファイル(鹿砦社)
A5判/112ページ/オールカラー/カバー装/定価1980円
草野直樹 著
素人っぽさというよりも、等身大の素人そのものを売り物にしたグループが80年代中盤を席巻した。おニャン子クラブのことである。『夕やけニャンニャン』というフジテレビが放送した夕方5時の帯番組に誕生した女子高生を中心としたグループは、タレントと視聴者の一体感を演出することに成功。同番組を、その時間帯では驚異的な11〜13パーセントの平均視聴率に引き上げた。……(はじめに、より)
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表紙に登場するおニャン子ジャケット
◎おニャン子クラブ『セーラー服を脱がさないで』/河合その子『涙の茉莉花LOVE』/うしろゆびさされ組『うしろゆびさされ組』/吉沢秋絵『なぜ?の嵐』/新田恵利『冬のオペラグラス』
/国生さゆり『バレンタイン・キッス』/おニャン子クラブ『じゃあね』/おニャン子クラブ『会員番号の歌』/ニャンギラス『私は里歌ちゃん』/福永恵規『風のInvitation』/城之内早苗『あじさい橋』/高井麻巳子『シンデレラたちへの伝言』/渡辺美奈代『瞳に約束』/おニャン子クラブ『新・会員番号の唄』/渡辺満里奈『深呼吸して』/内海和子『蒼いメモリーズ』/ゆうゆ『天使のボディガード』/うしろ髪ひかれ隊『時の河を越えて』/工藤静香『禁断のテレパシー』/生稲晃子『麦わらでダンス』
本書の目次
第一章 生成期
おニャン子クラブ『セーラー服を脱がさないで』
河合その子『涙の茉莉花LOVE』
うしろゆびさされ組『うしろゆびさされ組』

第二章 隆盛期
おニャン子クラブ『およしになってね TEACHER』
吉沢秋絵『なぜ?の嵐』
河合その子『落葉のクレッシェンド』
新田恵利『冬のオペラグラス』
うしろゆびさされ組『バナナの涙』
国生さゆり『バレンタイン・キッス』
おニャン子クラブ『じゃあね』
おニャン子クラブ『会員番号の歌』
河合その子『青いスタスィオン』
新田恵利『恋のロープをほどかないで』
ニャンギラス『私は里歌ちゃん』
おニャン子クラブ『おっとCHIKAN!』
うしろゆびさされ組『象さんのすきゃんてぃ』
国生さゆり『夏を待てない』
福永恵規『風のInvitation』
城之内早苗『あじさい橋』
ニャンギラス『自分でゆーのもなんですけれど』
高井麻巳子『シンデレラたちへの伝言』
河合その子『再会のラビリンス』
渡辺美奈代『瞳に約束』
おニャン子クラブ『お先に失礼』
新田恵利『不思議な手品のように』
国生さゆり『ノーブルレッドの瞬間』
うしろゆびさされ組『渚の『・・・・・』』
おニャン子クラブ『新・会員番号の唄』
高井麻巳子『メロディ』
福永恵規『ハートのIgnition』
渡辺満里奈『深呼吸して』
渡辺美奈代『雪の帰り道』
河合その子『悲しい夜を止めて』
おニャン子クラブ『恋のくえすちょん』
内海和子『蒼いメモリーズ』
新田恵利『内緒で浪漫映画』
城之内早苗『流氷の手紙』
うしろゆびさされ組『技ありっ!』
国生さゆり『あの夏のバイク』
高井麻巳子『約束』
渡辺満里奈『ホワイトラビットからのメッセージ』
渡辺美奈代『TOO ADULT』
福永恵規『僕達のRUNAWAY』

第三章 斜陽期
おニャン子クラブ『NO MORE 恋愛ごっこ』
新田恵利『若草の招待状』
うしろゆびさされ組『かしこ』
内海和子『二十歳』
河合その子『哀愁のカルナバル』
高井麻巳子『かげろう』
立見里歌『そんなつもりじゃなかったのに』
国生さゆり『星屑の狙撃手(スナイパー)』
ゆうゆ『天使のボディガード』
渡辺満里奈『マリーナの夏』
渡辺美奈代『PINKのCHAO』
福永恵規『心もJUMPして! 夏のイントロ』
うしろ髪ひかれ隊『時の河を越えて』
吉沢秋絵『シグナルの向こうに』
おニャン子クラブ『かたつむりサンバ』
内海和子『もう君の名前も呼べない』
国生さゆり『ソレ以上、アレ未満』
高井麻巳子『情熱れいんぼぅ』
河合その子『JESSY』
新田恵利『サーカス・ロマンス』
渡辺満里奈『夏休みだけのサイドシート』
ゆうゆ『−3℃』
渡辺美奈代『アマリリス』
吉沢秋絵『雨の花火』
うしろ髪ひかれ隊『あなたを知りたい』
おニャン子クラブ『ウェディングドレス』
工藤静香『禁断のテレパシー』

第四章 解散後
新田恵利『Deja Vu -デジャ・ヴ-』
高井麻巳子『うそつき』
国生さゆり『恋は遠くから』
河合その子『夢から醒めた天使』
城之内早苗『金沢の雨』
ゆうゆ『25セントの満月』
渡辺美奈代『ガールズ・オン・ザ・ルーフ』
渡辺満里奈『ちいさなBreakin' my heart』
うしろ髪ひかれ隊『メビウスの恋人』
工藤静香『Again』
高井麻巳子『テンダー・レイン』
ゆうゆ『ついて行けない -がんばれボーイフレンド- 』
我妻佳代『ひとさし指のワイパー』
うしろ髪ひかれ隊『ほらね、春が来た』
渡辺美奈代『両手いっぱいのメモリー』
工藤静香『抱いてくれたらいいのに』
うしろ髪ひかれ隊『ご期待下さい!』
国生さゆり『ガラスの森』
生稲晃子『麦わらでダンス』
工藤静香『FU-JI-TSU』
渡辺満里奈『夏の短編』
斉藤満喜子『やりたい放題』
渡辺美奈代『抱いてあげる』
工藤静香『MUGO・ん…色っぽい』
ゆうゆ『星空のギャングスター』
工藤静香『恋一夜』
生稲晃子『ファンファーレが聴こえる』
工藤静香『嵐の素顔』
生稲晃子『Japanese Girl』
生稲晃子『日曜日はいらない』

以下、「はじめに」より

「歌も踊りも下手なのに、ついつい見てしまう彼女たち」
 素人っぽさというよりも、等身大の素人そのものを売り物にしたグループが80年代中盤を席巻した。おニャン子クラブのことである。『夕やけニャンニャン』というフジテレビが放送した夕方5時の帯番組に誕生した女子高生を中心としたグループは、タレントと視聴者の一体感を演出することに成功。同番組を、その時間帯では驚異的な11〜13パーセントの平均視聴率に引き上げた。

レコードも、おニャン子クラブとしてのヒットはもとより、メンバーのソロ・デュオ・グループなどの出す曲出す曲の全てがヒットチャートの上位に進出。総売上も100億を遙かに超えた。グループの実働期間は85年〜87年までの2年5ヶ月に過ぎないが、この隆盛を80年代のなかで一時代築いたという意味で、あえて80年代全般から独立させて“85年代”と呼ぶ者すらいる。彼女たちの成功は、その後の集団アイドル誕生につながっている。

では、彼女たちはなぜそれほどのブームになったのだろうか。

番組お抱えのタレントに歌をリリースさせ、さらに自社制作の番組や局のキャンペーンで宣伝する飽くなき露出は、既成の売り出しノウハウを超えた新機軸だった。そして、会員数のべ52名を数えたメンバー構成は、明るくかわいい子を前提としながらも、全てが美形、全てが歌唱力バツグンという単一的な人海戦術ではなく、まさに学校のクラスのようにいろいろなタイプの女の子を集めることで、お互いの個性が輝き合う効果を狙った。また、それが視聴者の多様な価値観を幅広く吸収することにもつながった。そして、番組は「素人」である彼女たちの等身大の魅力が全面開花するよう、完成度や従来のセオリーにこだわらない、というよりあえてそれらを否定するような作り方が行われた。さまざまな理由から彼女たちの時代は短期間だったが、歌謡史に一時代築いたことには誰にも異論はないだろう。

おニャン子クラブが誕生して今年で25年である。生誕25周年を記念して、彼女たちの名曲を当時の出来事とともに振り返ってみよう。


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