応募資格はこちらで決めます---その1

子連れで温泉旅行をさせろとか、素人にも機会を与えろというSOHOたちの相手をするのが面倒になってきた私は、募集要項をもっと詳しく書くことで、そうした勘違い主婦を排除することにした。個人で在宅の仕事をするからには当然プロの実力を持っており、ことさら応募資格を明記する必要はないと思っていた私の認識が甘かったとわかったからだ。

ところが今度はそれを無視した応募が相次いだ。彼女たちはよく「お仕事ゲット」という言い方をするが、自分さえ仕事にありつけば発注元は迷惑を被ってもかまわないという輩が多いらしい。

ライターを募集したときのことだ。応募資格に「現役のライター」とあるにもかかわらず、ライター経験のない主婦からのメールが届いた。年齢は31歳。在宅で入力の仕事を細々とやっているらしい。志望動機はこうだ。

「ライターの経験はありませんが、趣味は読書で文章を読むことや書くことは大好きです」

職歴を見ても、出版業界とは無縁の職場で3年ほど事務をしていたという。なんかやだなあ、この人。こんな素人に仕事を頼むわけがないのに、無駄なメールを読まされるこっちの迷惑も考えて欲しい。

そのメールにはさらに熱意を示すためなのか、「自己アピール」が書き添えてあった。「子供はいませんから平日の昼間は時間がとれます」

これってアピールなの? むしろ逆効果だよ、平日の昼間以外は仕事できませんと言っているようなもの。どうしてわざわざこういうことを書くかなあ。

これはほんの一例だ。長くなるので次のケースは明日の日記に書くことにする。


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