SOHOにもいた「教えてチャン」、Web掲示板だけではない

自分で調べもせずに人にモノを尋ねてばかりの人を、ネットでは「教えてチャン」と言うらしい。それくらい自分で調べろよ!という揶揄が込められた呼び名だが、実はSOHOにもこの「教えてチャン」がいた。

32歳自称SOHOの主婦ライターは15分おきにメールで質問する人だった。これまでWebライターしか経験がなく、商業誌には書いたことがないという。わからないことはフォローしますよ、と言ったのが運の尽き、私はそのあと何時間もメールの回答に追われることになった。

「アルファベットは半角でしょうか」
 縦書きでない限り、英数字は半角です。

「半角も1文字と数えるのでしょうか」
 1/2文字で計算してください。

「19字×10行とありますが、190文字ということになりますと、半角の文字が奇数分入った場合は190文字ピッタリになりません。どのようにすればいいのでしょうか」

 手元の雑誌でも新聞でもいいから見てごらんなさい。行末まできっちりと文字が入っている段落のほうが少ないでしょうが。要するに最後の行に文字が入っていればいいんです。あんたSOHOでしょ?

 万事この調子だ。

 Webライターだろうが商業誌のライターだろうが、文章を書くという点で違いはないはずだ。和食しか作ったことがない人が中華料理を作るからといって、包丁の持ち方やまな板の使い方までいちいち聞くだろうか。

 紙媒体の仕事の進行方法がわからないから、それを聞くというのならわかる。だが彼女の聞いていることはライターならば当然知っていなければならないことばかりだ。それすらわからない素人ならば、そもそも仕事を受けるべきではないだろうと思う。

これでSOHOです、お仕事しますっていうんだからね。


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